WBC世界スーパーバンタム級王者の西岡利晃(34=帝拳)が7日、神戸市内のホテルで前日計量に臨み、リミットよりも100グラム軽い55・2キロで一発クリアした。赤いボクサートランクスで体重計に乗り、計量パス直後はガッツポーズで喜びを示した。8日に控える6度目の防衛戦(神戸ワールド記念ホール)ではWBC世界フェザー級王者長谷川穂積(真正)、WBC世界スーパーフェザー級王者粟生隆寛(帝拳)の初防衛戦もあり、3人の日本人世界王者がそろって同時にタイトルマッチを行う。

 西岡は「長谷川、粟生やも含めて日本人の強さを3人でしっかりとみせ、テレビを通じて被災地の方々に強さを、勇気元気を感じてもらえれば」と口にした。

 また挑戦者の同級3位マウリシオ・ムニョス(25=アルゼンチン)は54・8キロで計量を一発パスした。