＜全日本：プロレスＬＯＶＥ

　ｉｎ

　両国＞◇１９日◇東京・両国国技館◇観衆８０００人

　ＫＡＩ（２８）が近藤修司（３３）との王座決定戦を制して、初の世界ジュニアヘビー級王座に就いた。近藤の執拗（しつよう）な足攻に苦しんだが、２５分４１秒にスプラッシュプランチャから片エビ固めで押さえ込んだ。「感無量です。これからもチャレンジ精神を失わずに行きたい」と振り返った。

　先月１５日に師匠のカズ・ハヤシとの挑戦者決定戦に勝って挑戦権を獲得。だが、王者・稔（３８）がスーパー・ヘイト暴行事件の現場に居合わせたことで、王座剥奪。１週間前の今月１２日に決定戦の相手・近藤が決まった。

　ＫＡＩは「動揺があったけど、勝ちたい気持ちが強かった。全日本は今、ピンチ。でも、上に行くしかないからチャンスでもある。あとは１日でも早く、平井さんの意識が回復してほしい」と話した。