10日に東京・両国国技館で開催されるWBC世界バンタム級タイトルマッチ12回戦の前日計量は9日、都内のホテルで開催された。

 同級王者・山中慎介(31=帝拳)はリミットとなる53・5キロ、挑戦者となる同級8位アルベルト・ゲバラ(23=メキシコ)は200グラムアンダーの53・3キロで、ともに一発クリアした。計量後にはにらみ合うシーンもみられ、山中は「気合が入りました」と話した。

 5度目の防衛戦となる。ゲバラはKO負けがない、クレバーなボクシングが持ち味の挑戦者。山中は「相手が足を使ってこなければうれしい。試合当日、相手と向かい合って展開を決めたい」と作戦を口にした。