大相撲夏場所(10日初日、東京・両国国技館)の新弟子検査が13日、両国国技館で行われ、幕下最下位格付け出しの大森康弘(22=追手風)ら11人が受検した。内臓検査の結果を待ち、初日の10日に合格者が発表される。
昨年、金沢学院大で全日本相撲選手権準優勝を果たした大森は身長185センチ、120キロで、体格基準(167センチ以上、67キロ以上)をクリアした。背筋では265キロをマーク。力は「ちょっと強い方。そんなに強い方ではないです」と謙遜した。
石川県の穴水町出身。部屋を選んだ理由は「最後は直感」と明かした。同郷で追手風部屋付きの北陣親方(元小結遠藤)から「生まれも一緒で、育てることがおれの使命だ」との声かけにも背中を押された。
2024年元日の能登半島地震で被災し、避難所の公民館で先輩の初場所での取組を見た。「同じ避難所で見ていたお年寄りが、勝ったら喜んでいた。自分もそっち側に立ちたい」と決意した。
しこ名は本名の「大森」とする予定。「スピードと技で相手を倒すところを世界中の人に見てほしい」として「1年以内に関取」と目標を掲げた。さらに4年以内に「一番上まで行きたい」と宣言した。
同じく幕下最下位格付け出しの資格を得ている日体大出身のリ・ビル・クリストファー(22=雷)は「まずは勝ち越して、年内に関取になりたい」と宣言。大森とは「場所で当たる可能性があるので、意識はする」と闘志を燃やした。【飯岡大暉】

