大相撲夏場所(10日初日、東京・両国国技館)の横審稽古総見が1日、両国国技館の本土俵で行われた。

3年ぶりに関取に復帰した炎鵬(31=伊勢ケ浜)は十両の申し合い稽古で1勝1敗。「番数は取れなかったけど、雰囲気で場所のイメージはできた」と振り返った。

この日は一般公開され、雨の中でも約5500人が詰めかけた。「炎鵬」と呼び上げられると、会場からは大きな拍手が送られた。「場所はこれ以上のお客さんが入る。想像するだけでワクワクする」とほほ笑んだ。

脊髄(せきずい)損傷の大けがで、序ノ口まで番付を落とした。最後に関取として土俵に立ったのは23年夏場所。黒まわしは捨て、久々に白まわしをつけて土俵に上がった。「身が引き締まる。関取の証しなので。喜びを感じながらやっている」と思いを明かした。

ぶつかり稽古では、東前頭14枚目の御嶽海(33=出羽海)の胸を借りた。当初は同部屋の義ノ富士に頼んでいたが、御嶽海の視線を感じたと告白。「『お祝いしようか?』と言われて『やめてください』と。足がパンパンです」とやり取りを明かした。

先場所は幕下で5勝2敗。夏場所に向けて「15日間全勝したい」と宣言しつつ「けがして以降、15日間は初めて。経験を踏まえていい準備ができたら」と意気込んだ。【飯岡大暉】