全日本の第67代世界タッグ王者秋山準、大森隆男組が23日、横浜市内の事務所で会見し、ベルト返上を発表した。

 2人は前日の22日、後楽園ホールで曙、吉井組の挑戦を退け3度目の防衛を果たしたばかり。秋山は「防衛したがふがいない戦いだった。昨日、大森と話し合い、一時、このベルトを(ベルトを管理する)UWFにお戻しすることにしました。1度無冠になって最強タッグリーグに臨み、優勝してもう1度ベルトを巻きたい」と返上の理由を説明した。大森は「最強タッグで自分たちを窮地に追い込んで、チームの団結力を高めたい」と話した。全日本では、世界タッグ王者が最強タッグリーグ前に王座を返上していた時期もあり、ジャイアント馬場時代に原点回帰を目指す秋山社長もそれにならったようだ。