世界2階級制覇でWBC世界スーパーフェザー級王者の粟生隆寛(26=帝拳)が超スロー撮影でトレーニングを徹底解剖される。4月8日、同級3位ウンベルト・グチェレス(22=メキシコ)とのV1戦(東京・両国国技館)に控え、26日は都内の帝拳ジムで5回のスパーリングを行った。同日には中継局の日本テレビの取材を受け、粟生は1500分の1秒で撮影されるウルトラスーパースローカメラの目前で、サンドバッグ打ちなどを披露した。

 試合当日などに選手紹介用VTRとして放送される見通しで、同局スタッフは「粟生選手のスピード感、汗が飛び散るところまで『すごさ』が伝わればいいですね」と説明。撮影を終えた粟生は「格好良く撮れていたらいいんですけどね。見るのが楽しみです」と気持ちを高揚させていた。