IBFが前言を覆し、王座統一戦で判定負けした同世界スーパーフライ級王者亀田大毅の王座保持とした騒動で、亀田ジムは19日、見解を発表した。ジム代理人・北村晴男弁護士名で日本ボクシングコミッション(JBC)から受けた17日の主な聴聞内容を書面で公表。ルールミーティングでIBFから亀田、ソリス両陣営にルール本が配布され、同ルールで試合開催されることを確認。勝敗に関係なく、大毅の王座保持となるのは「共通認識だったはず」と説明した。

 だがJBCからは同ミーティングの中で「通訳を介し、IBF立会人に『大毅が負けた場合、王座は空位』と説明を受けた」との見解を示され、IBF立会人の発言内容を巡って相違があったという。また亀田ジムは正確な事実認識をJBCと共有するため、調査を進めていく方針を示した。