ボクシングの12年ロンドン五輪ミドル金メダルで、WBC同級11位の村田諒太(28=三迫)が20日、合宿地の米カリフォルニア州・ビッグベアから成田空港に帰国した。約10日間の渡米で、WBA同級スーパー王者ゲンナジー・ゴロフキン(32=カザフスタン)のキャンプに参加。合計4分10回のスパーリングを行い、「パンチ力は今まで感じたことがない異質なものだった」と10度防衛中の現役王者の実力を肌で感じた。それでも、濃密な練習に手応えも十分。「トレーニングにおける心構えや、攻撃だけでなく、いかにうまく休むかなど、試合よりもはるかに良い経験になった」と満足そうに話した。