＜プロボクシング：ＷＢＣ世界フライ級王座統一戦１２回戦＞◇２７日◇東京・有明コロシアム

　王座を統一したポンサクレック・ウォンジョンカム（３２＝タイ）は、快勝に満面の笑みだった。亀田興毅（２３＝亀田）とは６年前にスパーリングをした。「礼儀悪く、闘志むき出し。外国人でなければ殴っていた」。こう前置きした上で「きょうは礼儀正しかったが、闘志がなかった」と評した。試合は終始先手をとり、終盤にはＫＯのチャンスも。亀田が２３戦目に対し、世界戦２２試合を含めて７９戦目。「技術には自信あるし、さまざまな経験をしてきた。落ち着いていくことだけを考え、リズムよく踏み込めた」と振り返った。次期防衛戦を６月にタイで予定。陣営は「内藤からオファーがあるだろうが、５月の（内藤の）試合を見て」と話すに止まった。