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第5回大相撲総選挙

担当記者が大予想

更なるファンの期待後押し…稀勢の里/渡辺記者

夏場所12日目、照ノ富士(右)を押し出す稀勢の里夏場所12日目、照ノ富士(右)を押し出す稀勢の里
1位稀勢の里6位
2位遠藤7位豪栄道
3位安美錦8位白鵬
4位日馬富士9位照ノ富士
5位琴奨菊10位琴勇輝

 4連覇中の稀勢の里が不動の座を受け渡すことは、まずないだろう。これまでの「あなたの優勝を何年たっても待ってます」「日本人横綱誕生の夢を、あなたに託します」といったファンの淡い期待は、この2場所連続13勝で実現可能な夢へと変わっている。ここは、さらなるファンの後押しも加わり、トップ当選は問題ないでしょう。

 2番低下は、かなり流動的。遠藤を昨年の4位から2位に上げたのは、ケガで十両に落ちてはい上がる姿に、新たな「精神的たくましさ」という一面を、ファンも感じているのではと思うから。初場所で初優勝しメディアに露出しまくった琴奨菊も、夫人との「純愛物語」的な要素もプラスになったのでは。春場所で8勝止まりも、夏場所で2桁を挙げ初場所の「フロック感」を払拭したのも、人気を後押しすると思う。

 予想するトップ10を夏場所番付で見ると、いぶし銀の安美錦と遠藤を除けば、いずれも三役以上が顔をそろえる。「高め安定」となった相撲人気を支えるファンの目も、肥えてきていると思われる。人気番付でも、やはり実力が必要ということだ。【渡辺佳彦】

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