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第5回大相撲総選挙

担当記者が大予想

稀勢の里の1位揺るがず、琴奨菊と遠藤が上位か/木村記者

夏場所初日、正代(右)を寄り切る琴奨菊夏場所初日、正代(右)を寄り切る琴奨菊
1位稀勢の里6位豪栄道
2位琴奨菊7位妙義龍
3位遠藤8位正代
4位9位琴勇輝
5位安美錦10位白鵬

 今年の活躍を見れば、稀勢の里の1位は揺るがないのではないか。春、夏場所と続けて13勝をマークし、名古屋場所へ綱とりを継続した。日本人横綱を待望するファンの後押しは、想像以上に大きいと見る。

 2位には、初場所で日本出身力士として10年ぶりの幕内優勝を飾った琴奨菊を推したい。優勝後、おなじみのルーティン「琴バウアー」や祐未夫人の話題が連日ワイドショーで取り上げられた効果は絶大だろう。さらに、ソフトバンクのCMでかわいいキャラを演じており、ファン層を拡大したはずだ。

 3位は、十両転落からはい上がった遠藤。数多くの故障と戦いながら、土俵に立つ姿は、スピード出世した時とは違う魅力にあふれている。

 4位は、着実に力をつけている勢。イケメンの容姿に加えて、連日、真正面からぶつかる全力相撲への支持が期待できる。

 5位は、ベテラン安美錦。夏場所では無念のアキレス腱断裂で休場となったが、復活を願うファンの票を集めると見た。

 6位以下では、若手の正代と琴勇輝の人気上昇ぶりに注目だ。地元の熊本地震発生後、被災者支援の募金活動を率先的にやった正代の人間性は魅力十分だ。琴勇輝も「ホウッ」禁止令に素直に従い、奮闘した夏場所の戦いで、ファンはさらに増えただろう。【木村有三】

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