綱とりを目指す大関稀勢の里（３０＝田子ノ浦）と３連覇と通算３８度目の優勝を狙う横綱白鵬（３１＝宮城野）が、ともに４連勝を飾った。

　稀勢の里は前頭２枚目隠岐の海（３０＝八角）の左を差すと右上手を引く万全の相撲で寄り切った。

　白鵬は前頭筆頭栃煌山（２９＝春日野）を右かち上げから寄り切った。

　横綱日馬富士（３２＝伊勢ケ浜）は前頭筆頭の御嶽海（２３＝出羽海）を速い相撲で寄り切って連敗を阻止し、３勝目を挙げた。

　３日目に土俵下に吹っ飛ばされて敗れた横綱鶴竜（３０＝井筒）は腰椎椎間板症で休場した。

　２度目のかど番となる大関照ノ富士（２４＝伊勢ケ浜）は新関脇栃ノ心（２８＝春日野）を左上手投げで崩して寄り切り４連勝をマークした。

　大関豪栄道（３０＝境川）は前頭４枚目松鳳山（３２＝二所ノ関）を押し出して２勝２敗とした。

　大関琴奨菊（３２＝佐渡ケ嶽）は前頭２枚目宝富士（２９＝伊勢ケ浜）に右からいなされて送り出され、４連敗を喫した。

　人気力士の前頭６枚目遠藤（２５＝追手風）は同５枚目正代（２４＝時津風）に寄り切られて４連敗、同７枚目逸ノ城（２３＝湊）は同４枚目勢（２９＝伊勢ケ浜）を危なげなく寄り切って４連勝とした。

　業師の十両８枚目宇良（２４＝木瀬）は同１３枚目大輝（２３＝八角）をタイミング良く引き落として４連勝を飾った。