大関稀勢の里(30=田子ノ浦)の4度目の綱とりは絶望的となった。

 2敗同士の直接対決で横綱日馬富士に一方的に敗れて、優勝争いから1歩後退した。

 自力こそないものの、まだ優勝の可能性は残しており、八角理事長(元横綱北勝海)は多くを語らなかったが、横綱審議委員会の守屋秀繁委員長は今場所での綱とりがなくなったと明言した。