先場所初優勝し、初の綱とりに挑む大関豪栄道(30=境川)は、前頭筆頭栃煌山(29=春日野)を押し出して白星スタートきった。

 左膝痛で秋場所を休場した横綱白鵬(31=宮城野)は、関脇隠岐の海(31=八角)を突き落として通算998勝目、史上3人目の1000勝まで残り2つと迫った。

 横綱鶴竜(31=井筒)は、新小結御嶽海(23=出羽海)を押し出した。

 横綱日馬富士(32=伊勢ケ浜)は、小結玉鷲(31=片男波)に押し出され、いきなり土がついた。

 大関稀勢の里(30=田子ノ浦)は、前頭筆頭の碧山(30=春日野)を右のはり差しから左四つに組み止め、危なげない取り口で寄り切った。

 大関琴奨菊(32=佐渡ケ嶽)は、前頭2枚目魁聖(29=友綱)を上手出し投げで下した。

 かど番の大関照ノ富士(24=伊勢ケ浜)は、前頭2枚目嘉風(34=尾車)につり出され、土がついた。

 三役で2場所続けて2桁勝利を挙げ、大関とりを狙う関脇高安(26=田子ノ浦)は、人気力士の前頭3枚目遠藤(26=追手風)を突き出して白星。2日目は豪栄道と対戦する。