[ 2014年5月14日14時46分 ]ミラノで行われたフィルムフェスティバルで舞台挨拶をする長友

 日本の文化を紹介する『WA!

 JAPAN

  film

 フェスティバル』がミラノ市内で行われており、その一環として「ゆうとくんがいく」が13日に上映された。

 約100人が集まり、日本代表DF長友佑都(インテルミラノ)が上映前に舞台に登場して挨拶をした。映画館に集まったのはミラノに住む日本人の親子連れが多かった。

 以下は長友との一問一答。

 -「ゆうとくんがいく」という映画ができたきっかけは

 長友

 まったくのエリートでなく大学時代も応援団の太鼓を叩いていたのに、今、インテルの選手になれている。そういうストーリーを子供たちに夢や希望を届けるという意味で伝えたかった。

 ー映画を見てどう思ったか

 長友

 めちゃくちゃいいと思う。すべての人が絡んでくれて、制作してくれた人も含めて本当にいいものを作ってもらえたなと思う。僕のストーリー、今までの人生をそのまま出してくれていてすごく気に入っている。

 -あと1試合で今シーズンも終わる

 長友

 すごく成長できたなと思う。メンタル的にもそうだが、マッツァーリ監督のもとで、特に攻撃面でのアイディアという意味では増えた。

 ー昨日代表に選ばれた。日本をどこまで行かせたいか

 長友

 10年のW杯が終わった後から2014年までの4年の間で、ここまで信念を持ってひとつのものを目標にしてやってきたことが今までなかった。勝ちたいという強い思いはこの大会にはある。コンディションはいいし、楽しみだ。いいW杯になると思う。

 -ザッケローニ監督から学んだことは何か

 長友

 ボールがある位置、敵の位置によって、自分の体の向きがひとつひとつ変わる。そういったこまかい部分を学んだ。体の向きひとつでこんなにも視野が広くなるんだと。

 -日本のファンやサッカー選手になりたいと思っている子供たちにW杯に参加することによって何を伝えたいか

 長友

 諦めなければ夢は必ずかなうということを証明したいという気持ちは強い。夢は外にあるんだと子供たちは思っているかもしれないが、夢は自分の中にあるということをまず伝えたい。どんなにネガティブな壁が自分の前に立ちはだかったとしても

 それを乗り越えれば自分の成長になる。成長になるということは結局はポシティブな出来事だということ、そういう思いで子供たちに戦って欲しいと思う。それをピッチの上で表現したい。

 -大久保が代表に選ばれたのはサプライズだったが

 長友

 僕の中ではサプライズではなくて、嘉人さんのJリーグでの活躍を見ていたら、入って当然だったんじゃないかと自分の中では思っている。

 -前回は左サイドで一緒にやっていた

 長友

 僕は10年に嘉人さんと左サイドで一緒に戦ってきて、助けてもらってばかりだった。攻撃の選手で点をとるというイメージが強いと思うが、前からすごい守備をしてくれるので、チームにとって大切な存在だった。嘉人さんが入ることによって、攻撃面だけでなく守備面も安定するんじゃないかと思う。