[ 2014年6月1日2時32分 ]宿舎で報道陣の質問に答える本田(撮影・狩俣裕三)

 日本代表のMF本田圭佑(27=ACミラン)が、W杯に向けた最終合宿地の米国・フロリダ州クリアウオーターの宿舎ホテル内で、報道陣の取材に応じた。

 W杯合宿が始まってから、本田が公の場でコメントをするのは初めて。

 テレビ向けに約14分、ペン記者向けにも14分間、椅子に座って、しっかりと受け答えした。

 本田のコメントは以下の通り。

 

 もう逃げ道はないんでね。自分でも想像ができないくらい、本当の強さが出ることを信じたい。今は、4年間で1番リラックスしている状態です。

 ブラジルも暑いと聞いている。満足いく走りができない時もある。理想は90分間走ること。それができない時のゲーム展開も、大事になると考えている。

 4年に1度しかないW杯なんでね。当然ながら、ここにいる全員が次のW杯への保証はない。まずは、この大会。自分の中では、ここ。次はない、という風に(自分に)言い聞かせてはいます。

 (人生で)同じ日を、2度も迎える日はないですけれど、いい感じの日は記憶に残っているもの。前回のW杯もそうでしたし(前回W杯の)初戦は、そういう雰囲気があった。僕は1発(度)は、そういう雰囲気を味わったことがあるんです。幸いにもね。

 申し訳ないですが、強引に、この4年間は(日本を)引っ張ってきた。迷惑をかけた部分もありますけれど。これからも雰囲気作りはしっかりと作っていきたいですし、そういう意味では、日本はこれからが大事。このW杯は大事なんです。

 (サプライズ選出された大久保)嘉人さんには、伸び伸びプレーしてほしいと思います。ミドルシュートを突き刺してくれるのを、期待している。どうすれば、彼(大久保)のためにプレーできるかは、理解しています。