[ 2014年6月6日7時13分

 紙面から ]

 J2横浜FCの元日本代表FW三浦知良(47)が、W杯が開催されるブラジルを訪問することになった。日本協会の「JFAアンバサダー」として、5日、都内での協会理事会で派遣が承認された。カズは横浜市内での練習後に「W杯は楽しみだし、いろんなことで関われたら、それはそれでいいこと」と話した。現役選手が親善大使としてW杯開催国を訪れるのは初めてで、大仁邦弥会長(69)は「日本とブラジルの結びつきを象徴する選手。現地でも喜んでもらえると思う」と話した。

 カズは12日に出国し、14日の日本対コートジボワールを観戦。17日にJFA名誉総裁の高円宮妃殿下も臨席される式典や日系人向けの行事に参加する。18日に現地を離れるまで、戦没者の慰霊碑参拝や古巣サントスを訪問する案もあるが、本人の意向で日本代表には関与しない。合宿地イトゥを訪れる予定もない。

 在ブラジル日本大使館からの要請で実現した今回の派遣。J2はシーズン中だが、カズは2月に痛めた左足付け根痛の回復が遅れていることもあり、クラブの許可が下りた。専属の竹内トレーナーも同行し、現地でリハビリを行う。