[ 2014年6月19日7時9分

 紙面から ]

 日本代表は16日(日本時間17日)、イトゥ市内で19日(同20日)のW杯ブラジル大会1次リーグ・ギリシャ戦に向けた調整練習を行った。

 日本がギリシャ戦で左サイドを制圧する。この日の練習ではギリシャの右サイドバック、トロシディスの攻め上がりに対する対応を確認。同選手の攻撃後、空いたスペースを香川、長友が突く形を徹底した。「15番(トロシディス)への対応が大事。日本の左SB(長友)がどう守るか」とDF伊野波。トロシディスの得意の精度の高いアーリークロスを封じる。

 ▼ギリシャのサイドバック

 右SBのトロシディスは積極的な攻撃参加が目立つ。FIFA公式データによれば14日のコロンビア戦での平均プレー位置は敵陣のセンターライン付近。常に高い位置に張り出し、クロスも7本記録。一方、左SBのホレバスは、比較的守備重視のポジショニングを取る。ただクロス数は右サイドと同じく7本。チーム全体のクロス数は23本、成功率は26%。4本に1本はゴール前の味方につながったことになる。

 ◆ギリシャ

 2大会連続3度目の出場だが、過去に1次リーグ突破はない。欧州予選G組では9勝2分け1敗で2位突破。欧州選手権は04年に初優勝、12年はベスト8。ポルトガル人のサントス監督は10年7月に就任。FIFAランク12位。