SKE48の結成から現在までを描いた初のドキュメンタリー映画「アイドルの涙 DOCUMENTARY of SKE48」公開前夜祭が26日、東京・新宿バルト9で行われた。

 冒頭のあいさつで、トップバッターの大矢真那(24)は「M・A・S・A・N・A まさなー 名古屋のスノーホワイト、大矢真那です!」と、劇場公演同様に自己紹介した。

 これを聞いたSKE48と乃木坂46兼任の松井玲奈(23)は「一言って…そういう一言? 松井玲奈です。よろしくお願いします」と普通にあいさつした。すると他のメンバーから「え~っ!?」と突っ込まれ、「やらないよ。劇場に来てくれた人にしかやらないです」と照れ笑いを浮かべた。

 しかし、松井玲の後の佐藤実絵子(28)中西優香(26)は、劇場公演での自己紹介を続けた。すると松井玲は、斉藤真木子(20)があいさつする前に「早く、私と一緒にしようよ。このままだと私が1人、ひどい人みたいに…」と誘ったが、斉藤は乗らなかった。須田亜香里(23)柴田阿弥(21)も、劇場公演と同じあいさつを繰り返した。

 最後に登場したSKE48とSNH48兼任の宮沢佐江(24)だけが「宮沢佐江です。よろしくお願いします」と、松井玲と同じように普通にあいさつした。

 この日はメンバーのほか、監督を務めたNHKエンタープライズの石原真エグゼクティブ・プロデューサーが登壇した。石原氏は「今回大変だったのはAKBの第1作目は、実は丸5年のタイミングで作っている。SKEは丸6年半以上…扱う期間が1年半以上、長い。在籍したメンバーは、1~6期まで兼任、移籍、ドラフト合わせると125人。4月頭段階の卒業まで考えると、残るのは53人。72人の方がSKEを去っている。女性アイドルの宿命で世代交代もあるし、次の道もあるし、女性としての幸せもあるし…。ここにいるメンバーも、何年か先には別のことをしているかもしれない。125人いれば125人の物語がある。それを1つの6年半の物語として追っていった」などと熱く語った。