乃木坂46が、6月に落語をテーマにした舞台に挑戦することが5日、分かった。出演メンバー15人の枠を争う公開オーディションも行われ、演出家ら審査員とファンたちの投票によってキャストが決まることも明らかになった。

 タイトルは「じょしらく」。久米田康治氏原作で、別冊少年マガジンで09年から4年間連載していた同名の漫画を、初めて舞台化した。5人の女性落語家たちが、寄席の楽屋でたわいのない会話の中からギャグを展開したり、落語の演目を披露したりする。6月18日から28日まで、東京・渋谷区のアイア2・5シアタートーキョーで上演。5役のトリプルキャストのため、計15人のメンバーが出演する。

 乃木坂46のメンバーは現在、兼任のSKE48松井玲奈(23)も含めて39人。全員が出演することはできない。15人の枠をめぐっては、出演希望メンバーたちによる公開オーディションが、今月29日に都内で開催。脚本・演出を務める川尻恵太氏ら審査員陣とオーディション会場に訪れたファンたちの投票によって、キャストが決定する。

 一昨年、昨年と乃木坂46は、6月にメンバーが総出演の舞台「16人のプリンシパル」公演を開催していたが、今年は落語舞台のため、「-プリンシパル」開催を秋に変更。松田誠プロデューサーは「乃木坂46の魅力の1つは集団だと思いますが、今回は個と個がぶつかり合い『個性』を発揮できる舞台をお届けしたいと思います」と話している。