NMB48の須藤凜々花(19)が、グループでは山本彩(22)渡辺美優紀(22)に続いて3人目のソロ楽曲を歌うことになり、3日、神戸市内で行われた渡辺の卒業コンサートで発表された。

 この日のコンサートで、渡辺がデビュー曲以来、2回目のセンターで最後のシングルとなる15枚目「僕はいない」のミュージック・ビデオが初めて公開された。さらに初パフォーマンスも披露され、須藤が切り出した。

 大先輩の渡辺に対し「みるきー先輩は、私の大恩人」と、13年ドラフトで、自分の指名を支持してくれた渡辺に感謝の言葉を述べた。その恩人の卒業コンサートで、ソロ楽曲の発表となった。「みるきーさんの穴、ダメージがすごすぎて、絶対に埋められない…ですが、ここでひとつ、報告があります。8月3日発売のシングルで、私のソロ曲が(カップリングとして)収録されることになりました」と明かした。

 キャプテン山本彩(22)が「埋められないって、すぐ穴、埋めてるやん!」と歓迎しながらつっこむと、須藤は「いや、だから、なんですぐ大人たちは、波風立てようとするんですかね」と苦笑。それでも須藤は「プレッシャーも感じながら、楽しみたいと思います」とあいさつした。

 須藤は13年のドラフトで3チームから1巡目指名され、山本のチームNが引き当てた。当時、渡辺もNに在籍しており、NMB48のダブルエースが、大きな期待をかけて獲得した金の卵だった。

 哲学、マージャンが好きな一風変わった須藤は、いかんなく個性を発揮。昨年夏の12枚目シングル「ドリアン少年」では、初センターを務め、急成長。今年のAKB48グループ選抜総選挙では44位で、初のランクインも果たした。

 NMB48では次世代エースの1人でもあり、渡辺もエールを送る。すでに、須藤のソロ楽曲を聴いたといい「レコーディングのとき、会ったんですけど、なんか、さわやかな曲。凜々花にぴったりで、歌声もめちゃかわいかった」と話していた。