SKE48石田安奈(20)が26日、名古屋のSKE48劇場で卒業公演に出演し、6月から大手芸能プロダクションのホリプロに所属することを発表した。

 アンコールのスピーチで「名古屋は離れてしまいますが、東京で芸能活動していきたいと思います。ここで皆さんにご報告があります。6月からホリプロさんに所属することになりました。夢はかなうと信じていますし、その1歩になると信じています」と明かした。客席からはどよめきが起き、同期の内山命(21)は「めっちゃ大手やん!」と興奮気味にあおった。

 SKE48では、佐藤すみれ(23)山内鈴蘭(22)も同事務所に所属し、幅広く活動していく。「これからは鈴蘭やすーちゃんが『(事務所の)先輩』になる。言葉で伝えるのは苦手だけど、頑張ってれば見てくれる人はいる。8年やってきたことを経験に、東京で一からやっていきたい」と意気込みを語った。

 公演では、メンバーが石田の裏話を披露した。青木詩織(21)は「安奈さんは食事管理してくれていた。1度、焼き肉食べに行ったのに、見限らずにいてくれた」と明かし、「3キロやせました」と感謝した。高塚夏生(16)は石田とホテルで同室になったときの話を明かした。「ホテルの部屋に入った瞬間、(石田が)『裸、平気?』と言って、服を全部、脱ぎだした。ナイスバティーが何度も私の前を通過するんです。他の部屋に移動しましたよ。心臓がもたなくて」と、石田の「裸族」エピソードで笑わせていた。

 2期生の石田は、09年に高柳明音(25)らとともに劇場公演デビューした。10年には「ごめんね、SUMMER」で初めて選抜入りし、グループ一、二を争うダンスセンスで「パフォーマンスのSKE」を支えた。この日もアンコールでは、難度の高いダンスで有名な「UZA」を披露した。最後はウエディングドレスをイメージした豪華なロングドレス姿で、「あなたがいてくれたから」をソロで歌唱した。「『皆さん』じゃなくて、『あなた』がいてくれたから頑張れました」と、涙ながらに感謝を口にした。