チェン・カイコー監督が京劇の女形名優の人生を描いた映画「花の生涯-梅蘭芳(メイランファン)」のプレミア上映会が25日、都内で開かれ、梅蘭芳役で主演のレオン・ライと、その愛人の男形女優を演じたチャン・ツィイーが来日。共演した安藤政信とともに舞台あいさつに登場した。

 レオンは「この映画は期待できます。我々と同じように旅をしてくださいますように」と呼び掛け、京劇の訓練に2カ月間を費やしたというチャンは「(その場面は)2分ぐらいですが、小さな役でも新しい表現を見つけることができれば幸せです」と語った。

 チャンは日本映画2本が米アカデミー賞を受賞したことに自ら触れ「なんて素晴らしいんでしょう。同じ映画人として喜びを申し上げます」と笑顔で祝った。

 映画は3月7日に東京・新宿で先行公開される。