特撮怪獣映画「ギララの逆襲/洞爺湖サミット危機一発」(河崎実監督、7月公開)に、モデルで女優の加藤夏希(22)が初主演し、スポーツ紙記者を演じることが27日、分かった。また「仮面ライダーカブト」やドラマ「ホタルノヒカリ」で注目された俳優加藤和樹(23)が、カメラマン役でダブル主演する。今月末にクランクイン予定だ。

 札幌近郊に中国の宇宙船が墜落、怪獣が出現しパニックが起こるが、スクープを命じられた2人が独自ルートで取材をすすめ、地球危機を救うための鍵を手に入れるというストーリー。夏希は「独特の世界を作ってきた河崎監督の映画に初めて参加することになりました。チームワークを大切にしながら、自分の個性を出せるよう頑張りたいと思います」とコメントした。

 和樹は5月公開予定の河崎監督作品「髪がかり」にも出演しており「河崎監督は未知の可能性を引き出してくださる方。どんな作品に仕上がるのか楽しみです」と意気込んでいる。

 当初は秋公開予定だったが、実際に洞爺湖サミットが開催される期間(7月7~9日)に合わせ、公開が繰り上げられた。北海道では開催直前の7月5日に潜行公開される。ほかに、風刺コント集団「ザ・ニュースペーパー」が出演し、大泉純三郎元首相、伊部三蔵前首相といった役が登場する。ギララは67年公開「宇宙大怪獣ギララ」以来、41年ぶりにスクリーンに登場する。