今から1400年前、飛鳥時代に造られた法隆寺の玉虫厨子(たまむしのずし)を復元させるプロジェクトを描いたドキュメンタリー映画「蘇る玉虫厨子」が29日、初日を迎えた。ナレーションを務めた俳優三国連太郎(85)が、東京・銀座テアトルシネマで舞台あいさつ。「この作品は内容が豊か。昨年亡くなった(製作総指揮の)中田金太さん(飛騨庭石社長)が私財を投じて、赤字覚悟で作った。人生の夢を追いかけ続けた忘れられない方」と、話した。