喉頭がんで療養し、声帯を摘出したことを発表した音楽プロデューサーつんく♂(46)が4日、ブログを更新し、心境をつづった。作詞、作曲などのプロデュース業などは、今後も続けていくことも明かした。

 この日は、母校近大の入学式に出席しており、式後に「去年は、病気治療の最中だったので、現場に行けませんでしたが、今年は現場に駆けつけ祝辞を読まさせていただきました」と報告。「とは言え、祝辞の中でも伝えさせていただきましたが、昨年秋のがん治療の際、念のためという事も含めて、患部を治療するのに声帯全てを摘出することとなりましたので、話す事が出来ません」とつづった。

 病状の詳細をも明かした。

 「ちなみに、昨年10月半ばに手術し、10月末には退院し、退院後、体調と相談しながらも仕事も始め、年末年始は仕事をし出して以来初めてゆっくり年越しをしながらの療養もさせていただき、随分元気になりました」

 1月中旬からはキックボクシングを始めたといい、週1~2回続けているという。

 「新たな人生のスタートに向かって体力づくりもしております。これからもこんな私に出来る事。こんな私にしか出来ない仕事をさせて頂こうと思っておりますので、皆様どうぞこれからもよろしくお願いいたします。入学式でも皆さんに伝えましたが、私も新しい人生の1年生です! 気分一新がんばります!」

 今後については、「今、現在の私の心境を募った本も執筆中なので、そちらの方も機会があればぜひ読んでいただきく思っております!」と明かした。最後は「詩や曲、楽曲のプロデュースはもちろんの事、それ以外の事もまだまだ勉強しながらですが、皆様のお役に立てればと感じています。なにはともあれ、近畿大学新入生の皆様おめでとう! 全国の新人、新入生の皆様もおめでとうございます! お互いファイト!」と締めくくっている。