猫ひろし(37)はネコアレルギーだった? CS旅チャンネルの「猫大使」に選ばれた猫が15日、都内の会見で明かした。

 「芸名を猫にした後、ネコに近づくとくしゃみが止まらないことに気がつきまして、この名前を実はものすごく後悔していました。バレたら仕事が無くなるって」

 だが、その後は番組企画で検査したところ陰性だったそうで、「克服したのかもしれませんね」という。

 マラソンの五輪代表を目指してカンボジアに国籍を移した猫は「あちらでランニングをしていると、なぜかイヌに追われることが多いんです。あちらでもネコとして認知されたのかもしれません。狂犬病の注射もしてないと思うんですが…」と笑わせた。

 今回の「猫大使」は16日から放送される「旅猫ロマン」のPRのためで、「名前が猫で、こんなお仕事をいただける。本当に良かった。ひろし感激です」。

 番組の第1回は「猫の島 瀬戸内・青島」。島民15人に猫100匹が暮らす島だ。「すぐそばの(愛媛県)大洲市でマラソン教室をやったばかりで縁を感じますね。僕が行ったら『101匹ネコちゃん大行進』になっちゃいますね」。

 今年2月の東京マラソンで自己ベストの2時間27分48秒を記録し、6月にシンガポールで行われる東南アジア競技大会にカンボジア代表として出場する。

 「これでいい記録が出せれば、いよいよリオ(五輪)が見えてきます」。カンボジア国籍取得からの期間の短さが問題になり、ロンドンでは涙をのんだが、いよいよ五輪初出場を果たせるか。