フジテレビ定例社長会見が15日、都内で行われ、亀山千広社長(59)が、一部で報道された加藤綾子アナウンサー(30)の9月いっぱいでの退社を否定した。

 「10月1日に番組を見ていただければ、加藤はいつものように、フジテレビのアナウンサーとして座っていると思います」と断言した。これまでに退社の意志を伝えられたこともないという。

 加藤アナがレギュラー出演している「めざましテレビ」(月~金曜5時25分)の降板も「一切ありません」と明言。合わせて来年の退社も否定した。「9月30日(に退社)とか『めざまし』をやめるとか、来年の春とか秋とか、そういうこともありません」ときっぱりと語った。

 報道があったこの日朝、加藤アナからメールが送られてきたという。「社長が知る前に(報道が出て)大変申し訳ございません。自分が思い当たる節がないのに、何で出るのか、私が一番ビックリしてます」とつづられていたという。

 亀山社長と加藤アナの間には、「辞める場合は最初に(社長に)相談する」との約束があるという。報道を知った亀山社長が電話で「そのルールはまだあるよね」と確認したところ、加藤アナから「ありますよ」という回答があったことを明かし、亀山社長は「安心してます」と笑った。

 その上で「背中に背負っているものが大変だろうな。本人の意図とは関係ないところで書かれてしまう。かわいそう。アナウンサーは上り詰めれば、上り詰めるほど、責任を背負っている。社長よりもきつい仕事なのかもしれない」と気遣った。