タレントのラサール石井が、安倍晋三首相が今国会中の成立を目指す安全保障関連法案について持論を語り、火事に例えた一部内容について疑問を呈した。

 安倍首相は20日、フジテレビ系「みんなのニュース」に生出演し、安全保障関連法案に関する持論を90分にわたって展開した。

 その中で、集団的自衛権行使についてわかりやすく説明しようとしてか、スタジオにジオラマを用意し、米国が攻撃を受けたケースを「米国家という母屋」に火を付けられた火事に例示。米国家の離れや「日本家」に火が移るケースを示し、「自分の家が火事になるかもしれないのに、何もしなくていいのか」と理解を求めた。

 石井は21日にツイッターで安倍首相の主張に触れ、「隣家の火事に消火を手伝うという喩え。今回の法案には、火をつけた奴がいるならその家に火をつけにいく、あるいはを確実に火をつけるだろう奴に先に火をつけにいく手伝いも含まれているのでは」と疑問を提示。「すると今度は向かいの家も火事になる。そのうち辺り一面焼野原になる」と自身の見解を述べた上で、「それが戦争です。と言って欲かった」とコメントした。