俳優村上虹郎(18)が14日、主演するフジテレビ系ドラマ「あの日見た花の名前を僕達はまだ知らない。」(21日午後9時)の完成披露試写会で舞台あいさつを行った。

 同局で11年に放送した同名アニメが原作。「大人も泣けるアニメ」と評判の話題作で、事故死した少女が7年ぶりに幽霊となって現れ、事故以来、バラバラだった幼なじみたちの絆が再びつながるストーリー。

 今回、地上波ドラマ初出演で、かつ初主演となる村上は、事故後に引きこもり生活になる青年を演じる。「16歳手前ぐらいまで、自分も引きこもりで、他人に対して心をオープンにする性格じゃなかった。まして、こんな、(舞台の)ど真ん中に立つ人間じゃなかった。それを思い出しながら演じた」と振り返った。

 会場を最も笑わせたのは、女優高畑淳子を母に持つ高畑裕太(22)だった。2人でドラマを見た際に「だめ出しがすごい。僕が出た瞬間に『はい、カット!』。いちいち画面を止めてダメ出しをするから、2時間18分のドラマを見るのに4時間ぐらいかかった」と振り返った。共演する志尊淳(20)を見ては「格好いいわね。うちの息子に分けて」とつぶやいていたという。