ミュージカル「クリスマス・キャロル」(11~12月、全国巡演)を降板した女優川島なお美(54)が23日、都内で行われた代役発表会見の場にメッセージを寄せた。川島は現在、自宅療養中ということで、代役を務める渡辺めぐみ、共演の川崎麻世、吉田要士にエールを送った。

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 このたびはミュージカル『クリスマス・キャロル』を自身の体調不良のためやむを得ず降板せざるをえない状況になりました。誠に申し訳ございません。『クリスマス・キャロル』関係者すべての方々に多大なるご迷惑、ご心配をおかけしましたこと、心よりおわび申し上げます。公演を楽しみにしていただいておりましたお客さまにも、本当に申し訳ありません。

 麻世くんへ、『フットルース』以来またご一緒できると楽しみにしていたのにごめんなさい。

 吉田要士くん。一番の戦友のあなたと今回はご一緒できず悲しいけど、また一緒にやろうね!

 皆さまへ

 今は早く復帰したい一心ですが、完璧に元気になって女優に復帰できるよう当面は治療に専念させていただくことになりました。

 私は降板させていただくことになりましたが、代役として、同じ事務所の渡辺めぐみさんが急なことにもかかわらず引き受けてくださることになったとうかがいました。

 出演を引き受けるまで、相当なかっとうと不安を抱かれた中での決断だったとのこと。感謝いたします。十分なキャリアだけでなく同年代で私のことも理解していただけるめぐみさんにやっていただけるのであれば安心です。初演、再演と、2年間で私が演じ積み上げてきたこの3役の魂すべて彼女にお預けしたいと思います。必ずや今公演を大成功へ導いていただけると確信しております。

 私からお願いがございます。

 降板した私がお願いできる立場ではないことは重々承知したうえですが、各主催者の皆さま、お客さまの皆さま、この『クリスマス・キャロル』は現状では予定通り、11月8日の愛媛公演から12月27日に東京千秋楽まで上演予定と聞いております。このような事態にもかかわらず公演を実施していただけること、ただただ各主催者さまのご配慮に感謝するばかりでございます。

 このスイセイ・ミュージカルのすばらしいカンパニーに何とぞ変わらぬ応援をいただきますようよろしくお願い申し上げます。

 この公演が拍手喝采の中、無事に全国24都市全28公演の千秋楽を迎えることが私の一番の望みでございます。皆さま、どうかお力添えいただけますように。何とぞよろしくお願いいたします。

 2015年9月23日 川島なお美