オリコンが創設した「第1回コンフィデンスアワード・ドラマ賞」の各賞が16日、発表された。7月期の地上波ドラマとWOWOWの23作品が対象で、テレビ朝日系深夜ドラマ「民王」が作品賞など4部門を受賞した。

 池井戸潤原作で、現職総理大臣と息子の心と体が入れ替わるコメディー。作品賞のほか、主演男優賞(遠藤憲一、菅田将暉)、助演男優賞(高橋一生)、脚本賞(西荻弓絵)を受賞した。

 原作の池井戸氏は「私の中では異色作である『民王』を本当に楽しいドラマにしていただきました」と祝福。遠藤は「1つのクールといっても今回は深夜枠。めったに生まれない作品だったと思いますし、そういった作品で賞がとれて感謝感謝です」。菅田は「ドラマで賞をいただくことはひとつの目標でもありましたし、遠藤さんとともに賞をいただけたことがうれしいです。『民王』のような作品を面白がれる世の中っていうのも良いですよね」とコメントしている。

 主演女優賞はフジテレビ系「探偵の探偵」の北川景子。北川は「初めての探偵役に、初めての本格的なアクション。私にとっては挑戦でしたが、番組ファンの皆さまからたくさんのエールをいただき走りきることができました」。助演女優賞は日本テレビ系「ど根性ガエル」の満島ひかり、新人賞はTBS系「表参道高校合唱部!」の芳根京子が受賞した。