米国時間の30日、トム・クルーズ(53)主演の最新作「ジャック・リーチャー:ネバー・ゴー・バック(原題)」(16年全米公開)の撮影セット内にある衣装室が、突然、炎に包まれたことがわかった。

 米情報サイトTMZなどによると、消防隊員らがニューオーリンズ郊外にある撮影セットに駆けつけ、火は無事、消し止められた。空には煙が立ち込めていたという。クルーズは発火当時、発火した衣装室からわずか数メートルのところにある控え室の中にいたらしいが、幸いにもケガ人は出なかったようだ。発火原因などについては明らかでない。

 クルーズは今年9月、コロンビアでダグ・リーマン監督の新作「Mena(原題)」を撮影中に、撮影クルーたちを乗せた小型機が墜落。撮影パイロットを含む2人が死亡、1人が重傷を負う事故が起きた。悪天候が墜落の原因とみられているが、クルーズは当時、飛行機に同乗していなかった。(ニューヨーク=鹿目直子)