兵庫・宝塚大劇場で上演中の雪組公演「浪漫活劇 るろうに剣心」で18日、体調不良による休演者が2人増えた。

 雪組トップ早霧(さぎり)せいなが人気漫画を原作にしたキャラクターを好演し、話題を呼んでいる同作は5日に開幕。だが11日に、主要キャストの1人で悪役・武田観柳を演じている人気男役スターの彩凪翔(あやなぎ・しょう)が休演。翌12日にはさらに休演者が増え、計6人が舞台を休む異常事態となっていた。

 これについて、作品の演出を担当した小池修一郎氏は、12日の演出家取材会で「残念ながら流感が…。雪組のフルパワーをお見せできないのが残念」と、インフルエンザの猛威を嘆く場面もあった。

 その一方で、早霧を筆頭に団結力を発揮している雪組について「乗っている組の力が、そのハンディを乗り越えている」と評価。彩凪は16日に復帰し、6人はすでに舞台に戻っていた。

 ところが、その後も流感の猛威は収まらず、15日に2人、この日になって2人と別の休演者が出て、再び4人が舞台を休む事態になっている。

 宝塚大劇場公演は3月14日まで、東京宝塚劇場公演は4月1日~5月8日。