女優成海璃子(23)が26日、東京・銀座の丸の内TOEIで、主演映画「無伴奏」(矢崎仁司監督)の初日舞台あいさつに出席した。作家小池真理子氏の自伝的な作品。小池氏が「自分」と表現する主人公を演じた成海は、「お話をいただいたとき、いろんな物を背負っていく役だと思って、背負うぞという覚悟はあった」と、強い気構えで臨んだことを強調した。

 一方で、撮影では池松壮亮(25)が精神的な支えになってくれたという。「一番、一緒にいる時間も長かったので、いろんな話をして、たくさん助けてもらった。いろんなモードになるんです。『そう』みたいなときとか、やめようかなと思ってるときも。全部、池松君に話して、言葉をくれるので、頼ってました」。感謝された池松は「何か、すてきですね」とつぶやき、まんざらでもなさそうな表情を浮かべた。

 舞台あいさつには、池松が「大型新人、現れる」と絶賛する遠藤新菜(21)も出席した。劇中でも着ていた水色の超ミニワンピース姿に、斎藤工(34)は「今日、この前にも舞台あいさつがあって、僕は遠藤さんと同じ格好をしていたんですけど、今回はマスコミが入るということで着替えてきました」と大ボケをかました。

 ミニワンピース効果は絶大だったようで、池松もコメント中に「本当に短いですよね」とソワソワし始めた。遠藤が「すみません…」と言いながらスカートを下げると、斎藤が「これの黄色を着てました」と再びボケをかぶせ、再び会場を爆笑に包んだ。

 主題歌「どこかへ」を歌うDrop’sの中野ミホも登壇し、ギター弾き語りで生歌を披露した。感想を求められた矢崎監督は、「感動でちょっとね。すみません」と、涙をぬぐっていた。