NHKの有働由美子アナウンサー(47)が、自身が担当している大河ドラマ「真田丸」の語りについて視聴者からある嘆願が寄せられていることを明かし、申し訳ない気持ちをつづった。

 有働アナは21日に更新したブログで、自身の担当番組「あさイチ」宛に「○○武将をナレ死させないで」という嘆願が届いていることを明かした。「ナレ死」とは「武将の死がナレーションで表現されるということだそうです」。

 このナレ死については有働アナ自身も「私も、最初のころ思いました。大河一話の出だしの語りで『信玄の死から九年』ってもう武田信玄死んでるしぃ~、二話では息子の勝頼さんを葬り去り、武田家滅亡を、台本3行で終わらせてしまったし、四話では織田信長さんを、炎の中で兜が崩れ落ちる映像だけで、『天下統一を目前に、織田信長が、死んだ』って 一行やん!と。。。」と自らツッコむ気持ちもあったという。

 「私が殺ってるわけではない、あくまで三谷幸喜さんの作なのです」としながらも、嘆願が寄せられるにつれ「申し訳ない気持ちが芽生え、罪悪感さえ生まれております。。」と苦しい心境を明かした。

 とはいえ「台本をいただくと、誰かの死亡のくだりがないかを、まず探すようになってしまいました。職業病です」と有働アナ。「ま、でも、このナレ死、癖にもなってしまって、この武将の死はどう読もうかとわくわくしてくるあたり、自分が怖いです」とつづった。