俳優綾野剛(34)と女優忽那汐里(23)が、フルCG映画「KINGSGLAIVE FINAL FANTASY XV」(7月9日公開)で声優を務めることが30日、分かった。

 全世界で1億1500万本以上を売り上げた人気ロールプレーイングゲーム「ファイナルファンタジー」シリーズの最新15作目と同じ世界、キャラクターで描かれる物語で、キャラクターも含めすべてCG(コンピューターグラフィックス)で作られる映画だ。米国版では、ハリウッド映画「パパが遺した物語」に出演した俳優アーロン・ポールと、映画「300~帝国の進撃~」の女優リーナ・ヒーディが担当する主人公ニックスとヒロインのルナフレーナの声を、2人が担当する。

 声優初挑戦の綾野は「自分に務まるかと思ったのですが、大好きなファイナルファンタジーにかかわれるなんてこの先で一生ないと思ったので、恐縮ながら受けさせていただきました」。声がかれるほど練習して、のどをハリ治療するまでのめり込んだ。「僕らの年代ってファイナルファンタジーで、いろんなことが形成された。もはや血や骨みたいなもので、感情移入しながらゲームをプレーしていました」。

 忽那は、12年のアニメ映画「グスコーブドリの伝記」や13年のゲーム「レイトン教授と超文明Aの遺産」以来の声優となる。「声だけの長編作品は初めてだし、ゲームの映画化ということにも興味が湧きました。映画は、見た目だけじゃなく髪の毛の揺れや洋服の動きなど違和感を探す方が難しいくらいすごい作品です」とコメントした。