歌手の藤井フミヤ(53)が、今年4月にアナウンサーとしてフジテレビに入社した長男の藤井弘輝アナについて語った。

 フミヤは29日深夜放送のフジテレビ系「TOKIOカケル」に出演。長男がアナウンサーになることは両親ともに反対していたことを明かした。

 弘輝アナは大学1年の時、自身の進路についてフミヤに「オレは喋り(の仕事)で行きたい」と希望を明かしたという。フミヤが「だったらタレントになるか、お笑いになるか、アナウンサーしかないぞ」と選択肢を示したところ、弘輝アナは「じゃあ、アナウンサーになる」と決意したという。

 フミヤは反対した理由について「だってめんどくさそうじゃん。オレもめんどくさい」と、同じテレビの業界に家族が入ってくることによるしがらみを考えたという。さらに今まではフジテレビに来ても、自身は一人の芸能人として局のスタッフと普通に接することができたが、息子が職員ということになれば、その親として「よろしくお願いします」と頭を下げる立場に変わってしまうことから「恥ずかしいな、やめてくれ」と思っていたと明かした。

 親子共演はまだ実現していないのかと尋ねられると、「まだっていうか、(今後も)ないでしょ」とフミヤ。フジの音楽番組は「ミュージックフェア」や「FNS歌謡祭」にしても局を代表する番組であるため「(新人の息子が)司会なれるわけないじゃん」と笑い飛ばした。しかしTOKIOの松岡昌宏が「僕が上司だったら(親子共演を)狙いますもん」というと、フミヤも「狙うだろうね」と、局側の思惑を感じているようだった。