写真家で映画監督の蜷川実花氏(43)が手掛けた和装ウエディングのデビューコレクション発表会が19日、東京・明治記念館で開かれた。同氏は「自分の写真に和のDNAが入っていたことにビックリした。裏から見ていて、すごく華やかで、すてきなコレクションに仕上がったと、自分自身が一番ワクワク、ウキウキさせていたただいた」と話した。

 イメージキャラクターを務めるモデル秋元梢(28)も和装ウエディングドレス姿を披露した。秋元は「直々に(蜷川氏から)依頼が来るとは思わなかった。単純にうれしかったので受けさせていただきました」。

 さらに「会場はうねりというか、言葉にできない雰囲気になりました。着物自身が強さをもっていて、蜷川実花ワールドなんじゃないかと思いました」と振り返った。また「結婚式は一生に1度のものだと思いますが、だったら派手でも着たいですね」と続けた。

 蜷川氏も「これからたくさんの女性が着てくれることを楽しみにしています」と話した。

 秋元の父で元横綱の九重親方が昨年9月、膵臓(すいぞう)がんの手術を受けていたことを公表し、今月に入って、抗がん剤治療を受けていることが一部で報じられた。秋元は取材陣に「病気が心配されてますが」などと声を掛けられたが、コメントはしなかった。