10月スタートの次期NHK連続テレビ小説「べっぴんさん」のヒロインすみれ役の芳根京子(19)が1日、NHK大阪放送局でスーパーハイビジョン(4K、8K)試験放送開始の記念セレモニーに出席した。

 午前10時、大画面に高画質のスーパーハイビジョンが映し出されると、芳根は驚いた表情を見せた。「いまのテレビよりもすごく臨場がありますね」。8Kは現在放送されているハイビジョンの16倍に当たる約3300万画素の超高精細映像。きめ細やかな映像が楽しめる。

 一方で女優にとってはこれまで以上に「肌対策」が求められる。朝ドラの撮影がスタートして約2カ月が経過し、連日ハードなスケジュールをこなしている。「寝不足になってしまうと、肌が荒れてしまう。できるだけ自炊をしようと心がけています」。とくに朝食は栄養のバランスを考えて自炊し、“べっぴんさん”を維持している。

 当面、朝ドラはスーパーハイビジョン放送はされないが、NHKは2020年東京五輪・パラリンピックに向けて一般に普及すると見込んでいる。

 NHK大阪放送局では6日以降、グランフロント大阪のナレッジシアターで350インチの大型画面を使い、リオデジャネイロ五輪のスーパーハイビジョン放送のパブリックビューイングを実施する。開会式や、活躍が期待される柔道、競泳などを放送する予定。

 男子体操のエース内村航平を応援する芳根は「人間があれだけきれいな動きができるんだ。すごい。金メダル? 軽々しくは言えないですが、日本全国が感動に包まれるはず」とエールを送った。