佐々木蔵之介(48)主演映画「超高速!参勤交代リターンズ」(9月10日公開、本木克英監督)の公開前イベントが3日、都内で行われ、佐々木や深田恭子(33)寺脇康文(54)らが登壇した。

 出席者は劇中の着物姿で登場した。開幕を5日に控えるリオ五輪を意識して、男性の出席者10人がトラックを模した舞台で「SANKINPIC(参勤ピック)」と称し、短距離走勝負を行った。しかし、ステージの長さの都合で100メートルは用意できず、7メートル走になってしまった。はかま姿ですそを持って走るシュールな姿だったが、「出走者」たちは真剣そのものだった。

 1位になった伊原剛志(52)は、深田から金メダルを首にかけられた。「優勝したら深田のチューがもらえると思ってました…」。深田から「伊原さんは速かった。絶対1番になろうと、大人なのに頑張ってるところが、いい絵になってました」と褒められると、伊原は「なのにチューをしてもらえなかった…」と未練たらたらだった。

 猛追及ばず伊原に惜敗したHey!Say!JUMP知念侑李(22)は、「僕が一番若かったので1位にならないといけなかった。悔しいです」とまじめに反省していた。深田は「リハーサルでは大人がこの距離を本気で(走らない)、と言っていたのに、いざ始まったら本気だった。おもしろいものを見させてもらった」と感想を語っていた。

 前作は興行収入15億円を記録し、ブルーリボン賞の作品賞を受賞した。イベント後の舞台あいさつで佐々木は、「ここに登壇しているみなさん、続編があるとは誰も思ってませんでした。『行きが参勤、帰りが交代や』と言われた。こんな多くの方に見てもらいうれしいです」と感謝を口にした。

 ほか上地雄輔、柄本時生、六角精児、中尾明慶、富田靖子、陣内孝則、西村雅彦が登壇した。