俳優小栗旬(33)が主演する映画「銀魂」(福田雄一監督、17年公開予定)に、歌舞伎俳優中村勘九郎(34)ら主役級の共演者が総出演することが3日、分かった。同名の総売り上げ5000万部を超えるマンガが原作で、テレビアニメ、アニメ映画2本(総興収27億7000万円)を経ての初の実写化は、豪華なラインアップになる。

 小栗が演じる主人公の坂田銀時の仲間役は、菅田将暉(23)と橋本環奈(17)。菅田の姉役は長沢まさみ(29)で銀時の盟友役は岡田将生(26)。ほか柳楽優弥(26)勘九郎、吉沢亮(22)と、8人もの映画主演経験者が出そろった。そこに福田作品の常連ムロツヨシ(40)も加わる。特に勘九郎の起用は「二枚目も三枚目も演じられて、誰も思い付かないけど、誰もが納得できる人と考えたら、ほかに思い付かなかった」という小栗からのオファーで決まった。勘九郎は「去年の秋ごろに、小栗君から電話で誘われました。前々から一緒にやりたいねと話していたのです」とエピソードを明かした。

 先月から撮影は始まっていて、ギャグとアクションが盛りだくさんの作品だ。「1000年に1人の美少女」の橋本は「神楽(役名)ならではの『鼻ホジ』や『ゲ○吐き』シーンも(笑い)」と言い、長沢も「変顔のお芝居をしたことがなかったので、今までとっていて良かったなと思っています」と、美女2人もハッスル宣言だ。9月にクランクアップする予定。