歌手松山千春(60)が8日、東京・日本武道館でデビュー40周年記念ライブを行った。

 39年ぶりの弾き語りコンサートで、武道館での単独公演は約20年ぶり。

 千春節はこの日も健在で、5日に離婚会見したTOKIO山口達也を「さわやかなやつは離婚会見もさわやかだ」と感心。東京都知事選ネタでは「石田純一は何だったんだ。売名行為としか思えないっ」とあきれた。

 いつもの頭髪や国の借金ネタでも、会場を何度も沸かせた。

 “本業”の歌唱でもデビュー曲「旅立ち」やヒット曲「長い夜」など21曲で約1万人を喜ばせた。

 本編最後のあいさつでは、男泣きをして何度もタオルで目を拭った。「40年間、おれを見守ってくれたのはお前たちです。心から感謝します。お前たちが育ててくれた。育ての親の皆さん、これから41年、42年、そして50年、おれは歌うぞう!」。

 この日は初コンサートを行った思い出の“末広がりの日”。還暦の節目に原点回帰した千春が、41年目にスタートを切った。