俳優神木隆之介（２３）が２４日、将棋をテーマにした主演２部作映画「３月のライオン」（大友啓史監督、来年３月１８日前編公開）の公開を記念し、東京・渋谷の将棋会館で「ジェイコム杯　３月のライオン子ども将棋大会」全国大会の表彰式にプレゼンターとして出席した。

　神木は、全国の小中学生の出場者約１３００人の頂点に立った伊藤誠吾君（中２）に、映画で使われる駒の音を収録する権利を授与した。自分も役作りで将棋を勉強し、ハンディ戦ながらプロ棋士に勝つなど、実力も上達。この日、指導にあたった棋士の推薦で、日本将棋連盟の谷川浩司会長からアマ初段を授与された。本人には知らされていなかったといい、神木は「あうあうあう…ありがとうございます」と動揺しながら免状を受け取った。

　２３日には、声優を務めた公開中のアニメ映画「君の名は。」が興行収入１００億円を突破した。主催の囲碁将棋チャンネル岡本光正社長から「神木さんは今、声だけでも当たっている映画がある。今度は実写でそれを上回る成績を残してほしい」といじられ、苦笑いしていた。

　イベント後は１００億超えについて「本当にうれしいです。ありがとうございます」とコメント。「３月のライオン」２部作での２００億円超えを期待する声には「いえいえ、そんな…」と恐縮していた。