12月3日の「ゲスの極み乙女。」全国ツアーファイナルをもって、当面の活動を休止するボーカル川谷絵音(27)が10日、岡山・CRAZYMAMA KINGDOMで、休業前最後のツアーをスタートさせたが、ファンに自粛についての説明はなかった。

 岡山は、ツアーでは毎回、訪れるといい「いつも来ているんで、初日の気がしない」。上機嫌の川谷は、岡山市内のショップで買ったというカットソーを着てステージに立ち、アンコールで着替えてくると、その買ったばかりのカットソーを客席に投げ入れた。

 トークでは、メンバーがピコ太郎のものまねをしたことから、満員600人ほどが集まったファンから、川谷に「えのぴょん(川谷)もやって!」。今後の活動休止をにらみ、その間に新たな活動をおねだりされた。

 すると、川谷は「おれが? ユーチューバーに? やらない」。ファンとのやりとりの中で、ピコ太郎ならぬ「エノ太郎」なるキャラクターまで持ち上がったものの、川谷は「ファン以外見ないじゃん。いや、ファンじゃない人も見るか、いろんな人が(自身を)再生するから、だめ」と、いったん乗り気になったものの、やっぱり拒否。

 さらに「エノ太郎」の名前について「やっぱりバレるよ。またたたかれるから」と、ファンからの“提案”にはお断りした。

 また、金沢でのホテルに宿泊した際、シャワーが止まらなくなり「怪奇現象?」とてんぱり、慌ててホテルスタッフを呼んだところ、蛇口を逆にひねっていただけと判明。「お騒がせしました」と、違う形での“お騒がせ男”ぶりを明かしていた。

 川谷は今年初め、ベッキー(32)との不倫騒動から始まり、秋以降には、当時未成年だった交際中のタレントほのかりん(20)と一緒に飲酒したことが発覚。10月3日に、年内予定のスケジュールを終えた後に、活動を自粛すると発表。すでに、別バンド「indigo la End」のライブは区切りを終えており、残すライブ活動はゲスの全国ツアーのみとなっていた。

 活動自粛発表後の10月12日、都内で「indigo-」の公演を行った際には、「2018年には別の形でフラッシュを浴びたい」と、来年いっぱいの休業期間を示唆する発言もあった。

 その上で「今は、赤だ白だと言っても黒くなってしまう。いい音楽を作っても今は伝わらない」「周りをたくさん傷つけてきた。自分はバカだけど、唯一音楽を作ることしかできない。ファン、スタッフ、自分のためにも必ず戻ってくる」とも話していた。