大川興業の大川豊総裁(54)が、米大統領選で勝利したドナルド・トランプ氏の銃撃騒動の場に居合わせたことを明かし、生々しく様子を語った。

 大川総裁は13日放送のフジテレビ系「ワイドナショー」に出演。大統領選の取材のため10月下旬からアメリカ入りしていたことと、トランプ、クリントン両陣営の選挙戦に間近で触れてきたことを明かした。その中で、現地時間5日にネバダ州での集会で銃撃騒動が起こる。トランプ氏の演説中に何者かが「銃だ」と叫び会場が騒然となり、トランプ氏が一時避難する騒ぎとなったのだが、大川氏はまさにその場に居たのだたという。

 大川氏は自身が撮影した映像を見ながら、「ガタイのいい男がなにか札を持って前のほうに行こうとした。多分、共和党の支持者だけどトランプが嫌いだということを言いに来たらしい。そうしたら取っ組み合いが始まって」と生々しく語る。そのうち誰かが「He has a gun(銃持ってるぞ)!」と叫んだため、男は取り押さえられた。集会には年配者や子供もいたため、なぜか大川氏は「俺が行かなきゃいけないなと思って、カメラ回しながら『Do You have a gun?』と男から銃を取り上げようとした」らしい。結局男は実際には銃は持っていなかったが、大きな騒ぎとなった。

 ネットなどでは「あれはドラマチックな演出のためトランプ陣営が仕込んだもの」などといううわさもささやかれたが、大川氏は「それはちょっとないと思う」と否定。トランプ陣営は一般の人が集会に着て来た過激な挑発Tシャツも脱がせるなど、いわゆるネガティブキャンペーンは行っていないと明かした。