歌手ASKAこと宮崎重明容疑者(58)が覚せい剤取締法違反(使用)の疑いで逮捕されたことを受け、ファンだという女優で作家の中江有里(42)が声を震わせながら「すごい残念」と語った。

 中江は29日、コメンテーターを務めるフジテレビ系「とくダネ!」に出演。「私は非常に(ASKAの)ファンで、10代の時からずっと聞き続けてきたので、やっぱり昨日は非常にショックで2年ほど前のことあの報道を思い出してしまった」と、14年に覚せい剤取締法違反で有罪判決を受け、執行猶予中の逮捕を残念がった。

 また、ASKAが自身の治療や近況などについてつづっていたブログも読んでいたという中江だが、「監視」や「盗聴」をされているとたびたび主張する内容に「信じたい一方で、『本当に大丈夫なんだろうか』と、読むのも辛い時もあった」と語る。音楽制作に励んでおり、来年1月にはアルバムをリリースする予定だとしていたASKAに、「それはいい傾向なのかと思っていて昨日のこと(逮捕)だったので……。ご家族の支えももちろん裏切ったということになりますし、周囲の方の気持ちも裏切ったということになりますけど、ファンの気持っていうのも、すごい残念」と涙をこらえるかのように声を震わせた。

 また中江は、「創作活動をする上で、常に上を目指していいものを創って行こうっていうことに対しては誰もがプレッシャーを持っていて、そこを戦っていくっていうことがある意味アーティストの仕事でもあると思う」と私見を述べた上で、前回の逮捕では創作のプレッシャーで薬物に手を出したと供述したASKAについて「そこの部分をしっかりと自分の力で戦っていけないっていうところが弱さと言えば弱さ」とコメント。「でも病気だと思うので、しっかりと治療をするということ。しっかりと治療を経て、まだ人生は続くんですから、私はその(回復の)可能性は捨てたくない」と期待を込めた。