落語家の立川志らく(53)が、日本のお笑い芸人を「終わっている」と批判して話題になっている脳科学者の茂木健一郎氏(54)との対談に興味を示した。

 茂木氏は、日本のお笑い芸人が権力者に批評の目を向けず、政治や偏見などの問題に切り込まないことを指摘し、「日本の『お笑い芸人』のメジャーだとか、大物とか言われている人たちは、国際水準のコメディアンとはかけ離れているし、本当に『終わっている』」と切り捨てたことで、芸人たちの間でも物議をかもしている。ウーマンラッシュアワーの村本大輔は早速、SNSを通じて自身の番組出演をオファーした。

 志らくは茂木氏の発言を受け、3日にツイッターで「現在のテレビでもてはやされている使い捨てにされている若手のお笑い芸人に対して。それに関してなら私も同調する部分はある」と言及。「落語や喜劇は笑いが目的ではなく手段なのです。お笑い芸人は笑いが目的になってしまっている」と私見を述べ、「茂木健一郎さんと芸談したら面白そう。脳科学から考える喜劇論、落語論」と興味を示した。

 その後、談志一門の弟弟子である立川談慶を介して茂木氏と話をしたと報告。「対談は喜んでとの事。雑誌とかで実現出来るよう探ってみます」と意欲を見せた。