若手俳優集団、D-BOYSの舞台「ラストゲーム」が26日、東京・青山劇場でスタートした。08年に初演し話題を集めたステージの再演で、戦時中、最後の早慶戦実現に情熱を燃やした大学野球部員らの青春を描く。瀬戸康史(22)は「戦争の時代も今も、頑張る姿は共通のもの。僕たちのチームワークやエネルギーを感じて共感してもらえたら」と意気込みを語った。

 主演中村優一(22)が持病の腰痛悪化のため降板するというアクシデントを乗り越えての初日。初演時に同役を演じ、今回代役を務める鈴木裕樹(26)は「優一が誰より悔しかったと思う」と気遣い「2年前に同じ役を演じた時は満足いくものではなかった。今回はリベンジするつもりでチャレンジしたい」。また「死ぬ直前まで『野球がしたい』と言える野球部を演じるにはどう取り組んだらいいのか、2年前より強い気持ちで臨みたい」。

 東京公演は9月5日まで。大阪公演は9月9日から同12日まで、イオン化粧品シアターBRAVA!にて。

 [2010年8月26日22時50分]ソーシャルブックマーク